離島の振興を目的とした事業を開始。

~離島に暮らす人々とともに島の振興を目的とした事業を開始いたします~

◆事業に取り組む基本的な考え方

離島の振興を目的とした事業を、地域の課題や社会の課題をビジネスの手法で解決しようとする、コミュニティビジネス(CB)、ソーシャルビジネス(SB)として位置づけ、島の団体や事業者、コミュニティシステム合同会社、WAC関東ネットワークセンター、地域活性化交流機構がそれぞれの役割を明確にして協働で取り組みます。

地域振興に関する事業を推進するためには、地域の人々と共有が可能な事業理念と哲学、そして、具体的な成果を導くことのできる現実的な方策と独自性を備えた手法が必要です。

さまざまな島とそこに暮らす人々や組織と連携し“人と人”“人と地域”の絆を創り、育み、かかわる人々の本来的に豊かな生活を実現することを目的として、事業を推進します。

事業の推進にあたっては、単なる情報発信やコーディネートにとどまらず、島(地)に足のついた事業の提案と推進を行い、具体的な成果をあげることが重要だと考えます。
地域振興というと「特産品を開発・生産し、ネットやパイロットショップで大量に販売すること」が全てであるかのようにいわれますが、人や組織の“縁”や“絆”を大切にし“ものがたり(ストーリー)”のある商品開拓から販売そしてフォローアップまでの仕組みづくりをすることが継続性と波及力のある地域振興事業づくりの原点です。

以下の3つの事業を中心に、民間企業と市民団体の協働事業として地道に取り組んでまいります。

  • 1.島の産品の開拓・開発と販売
  • 2.島と都市部を連携する機能や手法の企画・運営
  • 3.島の自然や施設を舞台としたツアーやプログラムの企画・運営

~事業の概要~

◆事業の社会性について(取り組む事業者の社会貢献)

1.CB、SBとして
地域や社会の課題をビジネスの手法で解決するコミュニティビジネス(CB)、ソーシャルビジネス(SB)の取り組みを基本とします。 地域格差の拡大や若年層人口の流出などの課題に直面する離島社会を応援します。
2.地域連携のハブ(中心)として
単なる物産販売ではなく、島の住民や事業者、地方自治体との連携を重視し、江戸前品川がハブとなり、離島とお客様がストーリー(物語り)を共有することのできる特長のある事業推進を図ります。
したがって、文化(プログラム)事業や交流(ツアー)事業などへの進展も視野に入れて取り組みます。

◆事業名:「海の宝箱」

事業の総称を「海の宝箱」とし、各離島ごとに、分布する具体的な海の名称と地域名を付した個別の事業名で企画・運営します。
例えば、「隠岐の海 海士の宝箱」や「瀬戸の海 大崎上島の宝箱」のように「○○の海 ○○の宝箱」といった事業名で進めていきます。

◆「海の宝箱」の広がり

1.海の宝箱・ツアー事業
島と都市部を連携する機能として、島の自然や施設を舞台としたツアーやプログラムの企画・運営。
  • ①子どもを対象とした体験型ツアー
  • ②島体験交流型ツアー
  • ③体験型修学旅行
2.海の宝箱・物販事業
島の産品の開拓・開発と販売
  • ①商店街でのイベント、キャンペーン
  • ②通販、ネット販売 etc.

~具体的に事業を開始いたします  「隠岐の海 海士の宝舟」~

事業の第一弾として、「隠岐の海 海士の宝舟」と題した事業実施についての第1回会議を平成22年12月7日(火)に大崎駅前で行いました。

◆江戸前品川における事業の基本的な考え方

1.離島を集客資源として
離島が保有する特産品、自然、人材、情報などの様々な資源を活用し、特性を活かした魅力あるメニューや演出を、離島の人々との協働により企画・運営します。
2.継続的な取り組みとして
短期キャンペーンではなく年間を通じた定番企画とし、安定し継続する効果的な経営(集客)資源と位置づけて取り組みます。
3.江戸前品川を“面”として
屋形船、ホテル、商店街、飲食店などが連携して取り組むことにより、「面としての市場」を形成し、経済的な相乗効果と話題性のある波及効果を生み出します。
4.調理:料理の提供
島の調味料と調理法を携えて、隠岐の島海士町からスタッフが参りおもてなしする場合は「バーベキュー」「なべ料理」が主体となります。
5.演出、集客など:海士町観光協会の協力を得て
  • ①ポスター・のぼり・各種POPの提示、パンフレットの配布
  • ②モニターによる海士町オリジナル映像の放映
  • ③離島キッチン号の派遣:小型トラックを改造したキッチンカーで、屋外、イベント会場などでの調理が可能です。マスコミにも多数取り上げられています。
  • ④スタッフの派遣:海士町のスタッフが、お客様の前で島の食材や調味料などについて楽しく説明しながら調理し、ライブ感を醸成します。
  • ⑤定番で提供する海産物のほかに、通常では味わうことのできない、おいしくて意外性のある食材を“番外食材”として提供します。(可能な範囲で)
6.運営実務に関する事項
  • ①現地における食材の調達については海士町観光協会、漁協にて調整中です。
    規模等により異なりますが、実施日の一週間まえには数量を確定のうえご発注いただく必要があります。
  • ②食材の運送、保管等については宅急便の配送・保管機能を活用します。
  • ③調理は運営形態により異なります。バーベキューの場合は海士町観光協会のスタッフを調理要員として配置することも可能です。
    また、バーベキューに必要な用具、資材等は当方で準備いたします。
  • ④魚介類等、食材の下ごしらえなどの準備は現地(海士町)で行います。
  • ⑤バーベキュー後の片付けはスタッフが行いますが、ごみ(残飯)処理は実施主体となる事業者様にお願いいたします。
7.事業窓口
上記の企画、現地との調整、食材(商品)のお届けなど事業に関する一切の事項は、コミュニティシステム合同会社が担当いたします。

~第一弾の企画を平成23年2月26日(土)に、江戸前品川の屋形船「船清」で関係事業などの参加を得て、午前11時30分より(3時間程度)開催することとなりました~

◆事業タイトル
  • 1.事業区分:離島に暮らす人々とともに取り組む島の振興を目的とした事業
  • 2.企画区分:第1弾「隠岐の海 海士の宝舟」は「地域活性化交流機構」の発足記念事業として取り組みます。
◆企画タイトル
  • 1.キャッチタイトル:てやんでぃ!
  • 2.サブタイトル:江戸前品川で粋な島を召しあがれ
  • 3.メインタイトル:隠岐の海 海士の宝舟
●企画・運営:コミュニティシステム合同会社,地域活性化交流機構
●協力:WAC関東ネットワークセンター,しながわ観光協会
●後援:島根県海士町観光協会
◆海士町観光協会の後援を得て、楽しくおいしい隠岐の海を演出します。
  • 1.島根県海士町の水産資源を中心とする特産品を資源とした新しい集客企画としてご提案します。
  • 2.島根県海士町の魅力あるメニューや演出を海士町の人々との協働により企画・運営します。
  • 3.安定・継続可能な経営(集客)資源として年間を通じて取り組み可能な企画を提供します。
  • 4.コミュニティビジネスやソーシャルビジネスとして取り組むことにより社会貢献が可能となります。
  • 5.海士町観光協会の協力を得て、例としてこのような演出が可能です。
    (内容により有償となる企画もあります。)
    • ①ポスター・のぼり・各種POPの掲示、パンフレットの配布
    • ②モニターによる海士町オリジナル映像の放映
    • ③離島キッチン号の派遣:小型トラックを改造したキッチンカーで、屋外、イベント会場などでの調理が可能です。マスコミにも多数取り上げられています。
    • ④スタッフの派遣:海士町のスタッフが、お客様の前で島の食材や調味料などについて楽しく説明しながら調理し、ライブ感を醸成します。
    • ⑤定番で提供する海産物のほかに、通常では味わうことのできないおいしくて意外性のある食材を“番外食材”として提供します。
      (季節、天候、漁獲条件などにより可能な範囲となります。)
    • ⑥ご希望により、民謡など海士町の郷土芸能の実施も可能です。
◆運営団体が、事業形態やご要望に沿いスムーズな運営をサポートします。
  • 1.コミュニティシステム合同会社
    • ①企画全体のご説明:企画全体の仕組みや導入のメリットなどを分かりやすくご説明します。
    • ②ご要望の調査:導入の目的やご要望を面談形式で伺い、正確に把握します。
    • ③企画の立案:②にもとづき、事業者様ごとに個別の企画を立案、協議します。
    • ④現地との調整:③にもとづき、実施に向けて海士町と商品、演出等について協議・調整を行います。
    • ⑤商品受発注:必要量の商品(食材)の手配(受発注)を行います。
    • ⑥フォローアップ:効果の検証・評価を行い、顧客のフォローアップ、次回の企画のご提案等を行います。
  • 2.地域活性化交流機構
    • ①企画立案への助言:販路開拓など企画内容の具体化について助言を行います。
    • ②企画運営ノウハウ提供:販売方法、演出など企画の効果追求のための助言を行います。
  • 3.WAC関東ネットワークセンター
    • ①企画の普及:機関紙等を活用した個別企画の紹介。
    • ②ネットワークの提供:アクティブシニアへのアプローチ拠点の提供。
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